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1月25日放送のNHKテレビ番組「あさイチ」の中で木造住宅の耐震について特集が組まれていました。
耐震基準は1950年、1981年、2000年と改正されてきましたが、最新の耐震基準を満たしている住宅でも「直下率」が低い家は倒壊しやすいことを専門家が解説していました。
「直下率」とは2階の柱、壁の下に1階の柱、壁がある割合のことです。
この割合が高いと地震のエネルギーをスムーズに地面に逃がすことができ、建物へのダメージを減らすことができます。
しかし、この直下率は最新の基準でもあまり考慮されていません。
そこで新たに定めた指標として「耐震等級」があります。耐震等級には3段階あり、「耐震等級1」は建築基準法レベル、「耐震等級2」は建築基準法の1.25倍、「耐震等級3」は1.5倍の耐震性があることを表しています。
最高等級の「耐震等級3」を当社では標準仕様にしています。1棟ごとに構造計算を行い「耐震等級3」を確保しています。 ちなみに下の写真が構造計算書です。
388項目についてチェックして安全性を確認しています。(一般的に行われている構造計算は200項目程度です。)
実は、構造計算は2階建て以下の木造住宅では義務化されていません。
いつ何時起こるかわからない地震に対して建物の耐震性は増々重要になってくると思います。新築を検討される際には「耐震等級」、特に「耐震等級3」に注目してみてください。
(佐藤)